ミネラルファンデーションを使い始めて、肌ストレスから解放された takako です。

ファンデーションの肌を覆う感じが苦手で、長い間、ファンデーションはめったに使わずにメイクしていました。

でも、年齢を重ねるにつれて、体調によって肌がくすんだり、顔色が悪く感じることが増え、何かいい方法はないかなぁと悩んでいました。

以前、「エトヴォス」と「ヴァントルテ」のミネラルファンデーションをご紹介しましたが、これらのミネラルファンデーションに出会って、そのつけ心地の軽さと仕上がりの美しさに感動しました!

クレンジング剤は必要なく、石けんで落とせるので、たまにファンデーションを使ったとき、メイク落としをするとパリパリになっていたお肌もつっぱらなくなりました。

今回は、そんなミネラルファンデーションについて、思う存分語りたいと思います!
(暑苦しかったらごめんなさい)

ミネラルファンデーションとは?

ミネラルファンデーションは、1970年代にアメリカの医師が作り出した、天然のミネラル(鉱物)が主成分のファンデーションです。

傷跡をカバーするのが目的で作られたものなので、肌への刺激が少ないのが特長です。

ミネラルファンデーションに使用される天然のミネラルは、主にマイカ・酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄などの鉱物。

防腐剤や界面活性剤、オイルなどは使用していないので、肌への負担が比較的少ない点がミネラルファンデーションの大きなメリットです。

最近は、化粧品の「脱・ケミカル」を目指して、天然成分にこだわる方も増えているので、化学的に合成された成分を避けたい方にはピッタリのファンデーションです。

また、クレンジング剤を必要とせず、洗顔料や石けんで落とせるのも肌に優しいと言われる理由の一つ。

強力なクレンジング剤は、必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥や肌荒れの原因になっていることがあるんです。

乾燥は、いろいろな肌トラブルを引き起こしたり、しみ・しわなどの原因になったりします。

クレンジングが原因でお肌が乾燥している方には、とてもおすすめのファンデーションです。

使い心地は、とにかく軽い!

ファンデーションをつけているとは思えないほど軽いです。

仕上がりは、肌に透明感が出て、トーンが上がったように感じますが、とてもナチュラルです。

メイクできれいになるのではなく、素肌がきれいという印象を持ってもらえるのではないかと思います。

ただ、これはミネラル成分のみで作られたミネラルファンデーションの話。

現在は、明確なミネラルファンデーションの定義がないため、メーカーがそれぞれ独自の判断で「ミネラルファンデーション」という名前を使っている状況です。

通常、ミネラルファンデーションと言えば、天然の鉱物を主原料として作られているのですが、中には、一般的なファンデーションにミネラル成分をプラスして、ミネラルファンデーションとして販売しているものもあります。

ミネラルファンデーションの特性を重視して選ぶなら、成分をよく確認して購入してくださいね。

ミネラルファンデーションはこんな方におすすめ!

肌への負担がとても少なく、毎日を心地よく過ごせるミネラルファンデーション。

実際に使ってみて、「特に以下の5つに当てはまる方におススメしたい!」と思いました。

  • 敏感肌の方
  • 乾燥肌の方
  • ニキビができやすい脂性肌の方
  • ナチュラルメイクで過ごしたい方
  • 普段はしっかりメイク、でもお休みの日は肌も休憩させたい方

敏感肌の方

ミネラルファンデーションの一番の特長は、「肌に優しい」ところ。

肌に負担をかけがちな界面活性剤やシリコン、オイルは使用していません。

また、クレンジング剤を使わず石けんで落とせるので、肌への刺激を最小限にとどめることができます。

私は自分の髪の毛が当たった部分がかぶれるくらいの敏感肌ですが、ミネラルファンデーションを使い始めてから、肌トラブルが激減しました^^

乾燥肌の方

あなたの乾燥肌の原因は、クレンジングによって皮脂を落としすぎていることかもしれません。

ミネラルファンデーションは、クレンジング剤を使わず石けんでオフできるので、皮脂の落としすぎを防ぐことができます。

口コミを調べてみると、ミネラルファンデーションを使い続けるうち、肌の乾燥が改善してくる方も多いようですよ。

ニキビができやすい脂性肌の方

ミネラルファンデーションは、肌への負担が少ないので、ニキビができにくいと言えると思います。

オイルを使用していないので、皮脂が多すぎてニキビができる方におすすめ。石けんで落とせるので、乾燥が原因の大人ニキビも防ぎます。

ただし、化膿したり、痛みがあったりする場合は、メイクはやめて早めに皮膚科を受診してくださいね。

ナチュラルメイクで過ごしたい方

ミネラルファンデーションは、仕上がりがとても自然です。

シミなどを隠す、というより肌質をきれいに見せてくれる効果がとても高いです。

「ファンデーションを塗ってきれいに見せている」というより、「素肌そのものがきれいに見える」感じですね。

私は一度使ってみて、病みつきになりました(笑)

厚化粧ではなくて、ナチュラルな印象を持ってもらいたい、という方におすすめです。

普段はしっかりメイク、でもお休みの日は肌も休憩させたい方

俳優さんやモデルさんの中には、仕事以外ではメイクしない、という人もいますよね。

それだけ、メイクは肌の負担になっているんですね。

普段しっかりメイクをしている方は、お休みの日はミネラルファンデーションでお肌を休憩させてあげるのもいいのではないでしょうか。

ミネラルファンデーションをおすすめできない方

ミネラルファンデーションは、一般的なファンデーションとは仕上がりが大きく違います。

次のような方には、ミネラルファンデーションはあまり合っていないと思います。

  • ファンデーションには、とにかくカバー力を求めている方
  • 金属アレルギーの方

ファンデーションには、とにかくカバー力を求めている方

ミネラルファンデーションは、使い心地がとても軽く、ナチュラルな仕上がりが特徴です。

シミなどをカバーする力は、普通のファンデーションより低いです。

気になる部分を隠す、というより、肌の質感を高めて目立たなくしてくれる感じですね。

しっかりメイクで、シミなどを見えないようにするのが目的でファンデーションをお使いの方には、あまりおすすめできません。

ただ、ミネラルファンデーションを使うと、肌がとてもきれいに見えるんです。

カバー力のある下地やリキッドファンデーションの上に、フェイスパウダーとして使うのもアリだと思います。

美肌を演出してくれますよ^^

金属アレルギーの方

アレルギーは、個人差が大きいので判断が難しいのですが、金属製のアクセサリーを付けた時にかぶれる方は気をつけたほうがいいと思います。

ミネラルファンデーションに使用されているミネラルは金属の一種なので、金属アレルギーの方にはおすすめできません。

ミネラルファンデーションの複数のメーカーに確認しましたが、金属アレルギーの方には、「あまりおすすめはできない」「使用する際には、パッチテストをしたり、かかりつけの医師に相談してほしい」という回答でした。

個人的には、金属アレルギーに対応したコスメブランドがありますので、そちらを使われる方が安心ではないかと思います。

ちなみに、ミネラルファンデーションに使用されている酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄は、一般的な日焼け止めやファンデーションの他、アイシャドウやチーク、口紅などにも使用されていることがあります。

これらも金属ですので、肌に合わないメイク用品があるという方は、成分を確認してみてください。金属アレルギーかもしれません。

私は防腐剤のパラベンにアレルギーがあります。

最近はパラベンフリーの化粧品が増えて助かっていますが、金属アレルギーに対応しているコスメブランドはまだまだ少ないようですね。

どんなアレルギーの方でも安心してメイクできるように、アレルギー対応の化粧品が増えるといいなぁ。

ミネラルファンデーションの使い方

ミネラルファンデーションは、パウダータイプの製品が多いです。

使い方にもちょっと特徴があるので、説明しますね。

私もミネラルファンデーションを使う前は、難しそうに感じていましたが、やってみると、とても簡単です。

メーカーによって、ブラシを使ったり、パフを使ったりしますが、特別な技術は何も必要ありませんので、どなたでも簡単に使うことができると思います。

ブラシとパフは、好みで使えばいいと思いますよ。

ただ、超敏感肌の方は、ブラシだと刺激が強すぎることがまれにあるようです。

パフの方が刺激は少ないと思いますので、ブラシで荒れる方は、毛足の長いパフで優しくつけてみてください。

また、動物の毛で作られたブラシは、アレルギーなどの心配があるので、敏感肌の方は高級タクロンなどの人工毛がおすすめ。

私は乾燥&敏感肌ですが、ブラシでも何の問題もなく使うことができました。

ブラシの使い方

1. 容器のふたなどに、お米一粒大のミネラルファンデーションを出します。

「そんなに少ないの?」と驚かれた方、私もです(笑)

メーカーに確認しましたので、お米一粒大で間違いありません!

ミネラルファンデーションのメーカーはいろいろありますので、多少の差はありますが、ブラシに1回につける量はとても少ないです。

2. ブラシをクルクル回して、ミネラルファンデーションをブラシにつけます。

3. 容器のふちなどにブラシの毛の付け根の上の部分をトントンと当てます。

これで、ブラシの中までミネラルファンデーションが入っていくので、顔につけた時にムラになりにくいそうです。

4. くるくると円を描くようにブラシを動かして、ミネラルファンデーションをつけていきます。

5. 1~4を3回程度繰り返します。

パフの使い方

1. パフに、ミネラルファンデーションを少量つけます。

2. 手の甲で、パフをくるくるとなでるようにして、パフにミネラルファンデーションを含ませます。

こうすると余分な粉も落ちるので、仕上がりが良くなります。

手の甲にミネラルファンデーションがつくのが嫌な場合は、ティッシュに軽くトントンしてもいいです。

3. 顔の中心から外側に向かって、優しくポンポンとおさえるようにつけていきます。

頬などの広い部分は、円を描くようにくるくると塗ってもOK。

4. カバー力を出したい部分は、重ね塗りします。

ブラシとパフの洗い方

メイクの仕上がりを良くするには、ブラシやパフを清潔に保つことが重要です。

汚れたままのブラシやパフを使っていると、雑菌が繁殖して肌トラブルを招くことがあるので、なるべくきれいにしておきたいですね。

せっかく肌質がきれいに見えるミネラルファンデーションですので、メイク道具もきれいにして最高の仕上がりを楽しんでください。

ブラシの洗い方

ここでは、一般的な高級タクロン製のブラシのお手入れ方法をお伝えします。

石けん、または衣料用中性洗剤を使います。

食器用の中性洗剤でもいいのですが、肌に触れることを考えると衣料用の方がいいですね。

シャンプーは、油分が落ちすぎるのであまり良くないようです。

(お手入れ方法は、ブラシの毛の種類やメーカーによりますので、お手入れの仕方をよく読んで洗ってください。)

1. 数回使うと、ミネラルファンデーションや皮脂、基礎化粧品などがついて汚れてきます。

1週間に1度くらい洗うのがおすすめ。

2. 容器に水(ぬるま湯)と中性洗剤(衣料用)を入れ、ブラシを中に入れてゆらゆらとゆすりながら洗います。

3. だんだん水が白くなってきました。けっこう汚れているんですね。

4. 汚れた水を捨て、きれいな水に入れ替えてまたブラシをゆらゆらして洗います。

水が汚れるようなら、もう一度きれいな水に入れ替えてすすいでください。

5. タオルなどで優しく水を拭き取ると、きれいになりました!

6. 乾かす時は、穂先を下にしてつるします。

毛の部分がゆがんだり、割れたりせず、使いやすい状態になります。

逆さまの状態で乾かすと、毛の根元に水分がたまり、雑菌が繁殖することがあるそうですので、できるだけ穂先を下にして乾かしましょう。

とは言っても、ブラシ自体がつるす仕様になっていない場合が多いので、私は、輪ゴムを巻き付けてS字フックにひっかけています。

7. どうしてもつるせない時は、毛の部分に何も当たらないようにして、真横にして置いても大丈夫です。

8. 乾くと、この通り、きれいになりました^^

パフの洗い方

パフも、石けんや衣料用中性洗剤を使います。

3回使うと、汚れていないきれいな部分がなくなりますので、私はこのタイミングで洗います。

通常は1週間に1回程度です。

1. パフに洗剤をつけて、もみ洗いします。

2. 水かぬるま湯でよくすすぎ、軽くしぼります。

3. 陰干しすると、この通り、ふわふわのパフに戻ります。

夜洗って、一晩干しておけば朝にはきれいに乾いていますよ。

ミネラルファンデーションの色々な使い方

ミネラルファンデーションは、パウダータイプが主流です。

その特徴を生かして、色々なものと組み合わせることで使い方が広がります。

自分の肌色にピッタリのカラーを作る

自分の肌の色に合ったファンデーションを探すのって大変ですよね。

ミネラルファンデーションは、パウダー状のため、複数の色味を合わせて、自分好みのカラーを作り出すことができるんです。

作り方は、とても簡単。

清潔な容器にミネラルファンデーションを入れ、ブラシなどで混ぜるだけ。

ビニール袋に入れて、軽く振り混ぜてもできます。

サンプルを数百円程度で購入できるメーカーもありますので、まずはサンプルで試してみるのもいいと思います。

パウダータイプのミネラルファンデーションを、リキッドタイプのファンデーションにする

パウダーだからこそのツヤ感がミネラルファンデーションの持ち味とも言えるのですが、どうしてもシミなどをカバーする力が低いんですよね。

そんな方に、パウダーのミネラルファンデーションをリキッド化して、リキッドファンデーションのように使ったり、気になる部分を隠すコンシーラーとして使う方法があります。

作り方は、手のひらにミネラルファンデーションと美容オイルを取り、指で混ぜるだけ。

分量は、オイル1~2滴から初めて、様子を見るといいと思います。

コンシーラーにするなら、オイルを少なめにするとカバー力が上がります。

ファンデーションとして使うなら、オイルを少し多めにしてゆるめのテクスチャーにした方が使いやすいです。

パウダーだと、どうしてもムラになってしまう方は、一度リキッド化を試してみてください!

肌質によるのですが、パウダーのままより使いやすいかもしれません。

コンシーラーやリキッドファンデーションとして使ったあと、パウダーの状態のミネラルファンデーションで仕上げると、シミなどを目立たなくしてくれます^^

ミネラルファンデーションと混ぜるなら、オイルが主流なのですが、ほかのアイテムではどうかな?と思い、試してみました。

写真は、同じミネラルファンデーションをいろいろなものと混ぜて、腕に塗ったところです。

アイテムによって、テクスチャや、カラーに違いが出ているのがわかります。

やはり、なじみがいいのはオイルですが、少しトーンが暗くなってしまいますね。

オイルと混ぜて使う場合は、明るめのミネラルファンデーションを選ぶといいと思います。

オールインワンジェル、日焼け止め、乳液は、ミネラルファンデーションの粉が残ってしまい、うまく混ざりませんでした。

ローションと美容液は、きれいに混ざったのですが、すぐ表面が乾燥してきました。

思ったより良かったのは、ニベア!

ニベア自体が固めなので混ざらないと思ったのですが、手のひらで混ぜると意外にもミネラルファンデーションと一体化してきました。

カラーもそれほど変化しませんでした。

固めなので顔全体に塗るのは無理ですが、コンシーラーとしてならかなりシミを隠してくれそう。

そのまま、15分放置してもう一度確認してみました。

オールインワンジェル、乳液、日焼け止めはところどころ落ちてしまいました。

美容液は表面がパリパリに乾いてしまって、ヒビが入っています。

ローションは辛うじて残っていますが、かなり乾燥していますね。

やはり、一番なじんで、肌に残っているのはオイルです。

ニベアも肌なじみがいいですね。

美容液や乳液などは、商品によって成分が違うので一概には言えないのですが、ミネラルファンデーションと混ぜるならオイルが一番合うと思います。

リキッドファンデーションや、BBクリームの仕上げ用お粉として使う

普段はナチュラルメイクでも、場合によってはしっかりメイクしなければならないことがありますよね。

そんな時は、ミネラルファンデーションを、仕上げ用パウダーとして使うといいですよ。

ミネラルファンデーションは、細かい粒子が光を乱反射するため、「ソフトフォーカス効果」で肌をきれいに見せるのが得意。

ファンデーションの仕上げにもってこいなんです。

私はBBクリームの仕上げに使っていますが、最後にさっとつけるだけで、ツヤ感と透明感が加わるのでとても気に入っています^^

ミネラルファンデーションについてのQ&A

私がミネラルファンデーションを使ってみて、疑問に思った点をメーカーに聞いてみました。

また、ミネラルファンデーションを使う上でのコツなどを、自分の経験をふまえてQ&A形式にして以下にまとめました。

1. ミネラルファンデーションは、本当に、夜、つけたまま眠ってもいいの?
ミネラルファンデーションの宣伝文句に、「つけたまま眠れる」というものがあります。

ケミカルな成分が主体の、一般的なファンデーションをつけたまま眠ってしまった経験がある方は、「本当にいいのっ???」と疑いの目で見てしまいますよね!

ファンデーションをつけたまま眠る、というシチュエーションが、徹夜つづきとか、深酒したとか(笑)、基本的に不健康な状態であることもありますが、翌朝の肌の酷さと言ったら……。

普通のファンデーションではありえないことですが、本当に、ミネラルファンデーションをつけたまま眠っても大丈夫なの?

ミネラルファンデーションのメーカーに問い合わせてみたところ、どのメーカーも「ミネラルファンデーションをつけたまま眠ることを積極的におすすめしているわけではない」という答えでした。

ミネラルファンデーションは天然ミネラル成分でできているので、一般的なファンデーションと比較すると、つけたまま寝てしまったとしても肌への負担が少ないそうです。

ですが、ミネラルファンデーションは、スキンケア用品ではなくメイク用品なので、つけたまま長時間眠ることはできるだけ避けた方がいいということです。

一日過ごした肌は、ファンデーションだけではなく、ほこりや雑菌もついていますし、スキンケアに使用した乳液やクリームなどが酸化していると考えられるので、きれいに洗顔してから眠った方がお肌のためにはいいですね^^

しかし!
お泊りの時など、どうしてもすっぴんはイヤという方には、つけたまま眠ってもOKのミネラルファンデーションがあります。

ETVOS(エトヴォス)のナイトミネラルファンデーションは、ビタミンA・C・Eを配合し、スキンケアしながら肌をきれいに見せてくれるファンデーションです。

この商品は、スキンケア用のミネラルファンデーションで、下地や、仕上げ用のパウダーとしても使えます。

スキンケアとして開発されたものですのでカバー力は低いのですが、ツヤと透明感を出すことができます。

2. ミネラルファンデーションは、ニキビがある時でも使えるの?
ミネラルファンデーションは、ニキビ用の化粧品ではありません。

赤みが強くて痛みがあったり、膿んだりしている時は、皮膚科を受診して、ニキビ用のファンデーションを使った方が安心ですね。

ですが、メーカーによると、ニキビがある時にミネラルファンデーションを使う方は多いんだそうです。

ケミカルなファンデーションと比べて、肌への負担が軽い成分で作られているミネラルファンデーションは、ニキビへの刺激も比較的少ないからですね。

私もニキビがある時に使ってみましたが、全く問題ありませんでした。

3. ミネラルファンデーションは薄づきだけど、日焼け止め効果はあるの?
ミネラルファンデーションには、日焼け止め効果があります。

ミネラルファンデーションに含まれている「酸化チタン」「酸化亜鉛」は、紫外線を跳ね返して肌を守る、「紫外線散乱剤」の代表的な成分です。

ミネラルファンデーションだけではなく、ファンデーションや日焼け止めにもよく使われています。

ミネラルファンデーションの日焼け止め効果は、SPF20~30、PA++程度のものが主流です。

日常生活におけるUVカット効果は十分ですが、屋外で長時間過ごす場合は日焼け止めと併用した方がいいですね。

SPF・PAとは?

SPFは、肌に日焼けを起こす紫外線B波(UVB)を防ぐ効果を表しています。

肌がヒリヒリしたり、黒くなったりするのはこのB波の影響です。

SPF20の意味は、何もつけていない時の20倍の量の紫外線を浴びた時に、赤くなるなどの紫外線の影響が起きるということです。

例えば、何もつけていない時、15分間紫外線を浴びて肌が赤くなるような状況下にいるとします。

そこでSPF20の日焼け止めを塗ると、300分(15分×20)後に肌が焼ける、ということですね。

PAは、紫外線A波(UVA)を防ぐ効果を表します。

紫外線A波は、肌の奥、真皮まで到達して、シミ・しわ・たるみなどを引き起こします。

紫外線A派を防ぐ強さは、「+」から「++++」の4段階で表示されています。

メーカーによっては、日焼け止め効果を高くしたミネラルファンデーションを販売している所もあります。

SPF50+ PA++++の、日焼け止めとしてかなりレベルが高いものもありますので、日焼け止め効果を重視するなら、そちらを使うのもいいと思います。

惜しい点は、日焼け止め効果を高くしたミネラルファンデーションは、カラーが限定されていることが多いということですね。

カラーさえ合えば、紫外線の多い季節はUVカット効果が高いミネラルファンデーションを使うのも一つの方法です。

UVカット効果を持つミネラルファンデーションですが、薄づきで崩れやすい性質を持っていますから、紫外線が強い時期はこまめに塗りなおすことが大事です。

私は、いついかなる時も日焼け止めは欠かさないので、ミネラルファンデーションと日焼け止めの両方を使っています。

紫外線は、シミ・しわ・乾燥の原因となり、お肌の老化を早めます。

紫外線による光老化については、以前書いた記事をよろしければご覧ください。

老け顔は老化だけじゃない!紫外線が原因の「光老化」を防いで若い肌を保つ方法

4. ミネラルファンデーションに、下地は必要?
ミネラルファンデーションは、特に下地は必要ありません。

化粧水 →(美容液)→ 乳液 → ミネラルファンデーション、というシンプルなお手入れで使うことができます。

ただ、各メーカーが出している下地を使うと、やはり仕上がりがいいですね。

ミネラルファンデーション専用の下地を使うかは、好みによると思います。

パウダータイプの下地は、肌がサラサラになって、ファンデーションののりが良くなりますよ。

5. ファンデーションがムラになってしまいます。
ミネラルファンデーションはさらさらのパウダー状ですので、肌がべたべたした状態だとムラになりやすいです。

ムラになって困る場合は、次のことを試してみてください。

1. 化粧水・乳液をよくなじませる

スキンケアをしたら、手のひらで優しくおさえて(ハンドプレス)、化粧水や乳液を肌によくなじませてください。

化粧水を付けた後ハンドプレスすると、乾燥肌が改善してくるので、お肌のためにも是非ハンドプレスを癖にしちゃってください!

コスメは、使い方次第で効果が大きく変わってきます。

2. スキンケアの後、時間をおいてからファンデーションをぬる

スキンケアの後、すぐにファンデーションをぬらないで、しばらくおいて肌がある程度乾いてからつけるとやりやすいと思います。

3. ジェルタイプのコスメを使う

スキンケアの最後(ファンデーションをぬる直前)には、クリームタイプのコスメよりジェルタイプのものがおすすめ。

仕上がりがさらっとする方が、ミネラルファンデーションがムラになりにくいです。

ジェルタイプのオールインワンだと時短にもなりますね^^

日焼け止めを使う方は、ジェルタイプの日焼け止めを使うのもいいと思います。

4. スキンケアの後、余分な油分をティッシュでオフする

時間がないときなどは、ティッシュで優しくおさえて、余計な油分をとります。

5. メーカー推奨の下地を使う

実は、これが一番手っ取り早くてきれいに仕上がる方法。

特に、パウダータイプの下地は余計な油を吸ってくれるので、肌がサラサラになり、ファンデーションののりも良くなります。

私は、化粧水 → 乳液またはクリーム(またはニベア)→ジェルタイプの日焼け止め、というお手入れをしてから、ヘアセットをし、ファンデーションをつけています。

髪を整えている間に、基礎化粧品が肌になじんでくるので、特にムラになって困るということはありません。

乾燥肌だからか、ニベアのようなべたつくクリームを塗っても大丈夫です^^

6. 石けんで落ちるミネラルファンデーションは、洗顔料でも落ちるの?
ふだん洗顔料を使っていると、ミネラルファンデーションも洗顔料で落とせるといいな~と思いませんか?

洗顔料でミネラルファンデーションが落ちるか、何度か試してみました。

普段の洗顔の時と同じように洗うと、一部、落ちていないところがありました。

洗顔料でも落とせるのですが、かなりていねいに洗わないと少し残ってしまいますね。

やはり石けんの方がよく落ちます。

ミネラルファンデーションがうまく落ちない時は、石けんをつける前に、ぬるま湯で何度か予洗いしておくといい、とメーカーの方に教えていただきました。

どうしても落ちない、という方は、メーカーが作っているミネラルファンデーション用の石けんを試してみてください。よく落ちます^^

おすすめのミネラルファンデーションを比較しました

数種類のミネラルファンデーションを使ってみて、個人的に気に入っているブランドをご紹介しますね。

同じミネラルファンデーションでも、メーカーによって違いがあるので、比較してみます。

優秀なミネラルファンデーションを見つけたら、随時、追加していこうと思います。

ETVOS(エトヴォス) マットスムースミネラルファンデーション

透明感・素肌感を重視する方におすすめ!

ツヤ・透明感
カバー力
メイク持ち
保湿

タルク不使用・水酸化アルミニウムによる酸化チタンコーティングあり・ナノ粒子不使用

国産ミネラルファンデーションのパイオニア、ETVOS(エトヴォス)のミネラルファンデーションの一番の特長は、「肌をきれいに見せてくれる」こと!

この、ファンデーションなら当然の効果を実現するのが、実は一番難しいんですよね。

カバー力が高いファンデーションを使えば、一見シミなどを隠してきれいな肌になるように思えますが、「塗ってます」感が強く出てしまうと、ただの厚化粧になってしまいます。

いかに自然に、メイクなんてほとんどしていないかのように、元々の肌がきれいなんですよ感を演出するか。

その点が、ETVOSのミネラルファンデーションは、非常にうまい。

初めて使ってみた時は、薄づきで、「ちゃんと塗れてるのかな?」と心配になりましたが、顔全体を鏡に映してみると、肌のツヤが出て、透明感もアップしていて、感動すらしました(笑)。

粒子が細かい(ナノ粒子は不使用)ので、皮膚表面の凸凹を埋めるようにフィットして、きめが細かい肌に見せてくれるんですね。

シミを隠すほどのカバー力はないのですが、肌質をきれいに見せて、ワントーン明るくなるので、ちょっとしたシミは気にならなくなります。

ETVOS(エトヴォス)を使ってみた詳しい感想はこちら

VINTORTE(ヴァントルテ) ミネラルシルクファンデーション

バランスのいいヴァントルテは、ミネラルファンデーションが初めての方にもおすすめ!

マット
カバー力
メイク持ち
保湿

タルク不使用・水酸化アルミニウムによる酸化チタンコーティングあり・ナノ粒子不使用

VINTORTE(ヴァントルテ)のミネラルシルクファンデーションは、その名の通り「シルク」を使っているのが特徴です。

シルクは、人間の肌と同じタンパク質でできているんだそうです。

このたんぱく質をセリシンと言い、「保湿・抗酸化・美白」の機能があるため、スキンケアコスメに使われることもあります。

そのため、VINTORTEのミネラルシルクファンデーションは、他のミネラルファンデーションと違い、少ししっとりしています。

肌へのフィット感もよく、重ね塗りが簡単にできるので、ミネラルファンデーションの中ではカバー力があると思います。

仕上がりは「マットタイプ」ですね。

私は頬の赤みが気になっているのですが、2度、3度とファンデーションを重ねるたびに赤みが目立たなくなっていくのはうれしいです。

また、VINTORTE(ヴァントルテ)のミネラルシルクファンデーションは、初心者にも簡単にミネラルファンデーションが使える工夫がいっぱい。

ブラシではなくパフを使うので、ブラシの使い方がわからない方や、メイクに時間をかけずにささっとすませたい方にぴったりです。

また、ファンデーションの容器には、エアリーネットクッションが付いていて、粉の飛び散りや、パフに余分な粉がつくのを防いでくれます。

このネットを考えた方は天才かなと思うくらい使いやすいです!

VINTORTE(ヴァントルテ)を使ってみた詳しい感想はこちら

ミネラルファンデーションは危険?

ネット上には、様々な情報があふれています。

ミネラルファンデーションが危険だとか、怖いという内容の記事もあります。

ミネラルファンデーションの安全性は、本当のところどうなのか?を調べてみました。

※あくまで個人の見解です。

タルクは危険?

タルクとは、滑石(かっせき)と呼ばれる鉱石の粉末です。

化粧品の他、食品添加物や、医薬品にも使われています。

そもそも、タルクが危険と言われるのは、20年ほど前ベビーパウダーに使用されたタルクから、アスベスト(石綿)が検出されたことが原因です。

アスベストを吸い込んだ量と肺がんなどの発病は相関関係が認められているので、アスベスト=タルク=危険という認識が広まってしまったと考えられます。

これを受け、当時の厚生省は、1987年、ベビーパウダーにアスベストが検出されないタルクを使用するよう通達を行いました。

近年では、2006年の通達により、すべてのタルクからアスベストが検出されないよう義務付けられています。

ですから、日本製のミネラルファンデーションであれば、まずアスベストの心配はないということです。

また、ミネラルファンデーションでもタルクフリーのものがあります。

どうしても不安があるなら、タルク不使用のミネラルファンデーションを使えば問題ないですね。

酸化チタンは怖い?

酸化チタンは、紫外線から肌を守る紫外線散乱剤として、多くの日焼け止めやファンデーションに使用されています。

そんな酸化チタンに、どんな問題があるのでしょう?

酸化チタンは、紫外線が当たると活性酸素を発生します。

活性酸素は、殺菌をしたり、酵素の働きを助けたりする反面、細胞の老化を促進させてしまう一面も持っています。

きれいになるためにつけているものから、活性酸素が発生して老化に拍車がかかっては困ります!

もちろん、日本の化粧品メーカーがそんなものをそのまま使うわけはありません。

ちゃんと対策があります。

酸化チタンには、ルチル型・アナターゼ型・ブルカイト型の3つの種類があります。

その中で、最も活性酸素を発生しにくいのはルチル型で、化粧品にはこのルチル型の酸化チタンが使われています。

また、表面をコーテイングすることにより、活性酸素の発生を抑えることができます。

このコーティング剤も、水酸化アルミニウムやシリカなどの鉱物を使ったものや、シリコーンなどのケミカル成分を使用したものなど、いろいろあります。

シリコーンが肌へ悪影響を与えるかは別として、ケミカル成分を避けたい方は、水酸化アルミニウムなどの鉱物でコーティングされているものを選ぶといいと思います。

また、酸化チタンの粉末をより小さくしたナノ粒子は、粒子同士のすき間が小さくなるので、紫外線を防ぐ働きは高まるのですが、総表面積が増えるので、活性酸素を発生する働きも強くなるそうです。

念には念を入れると、ナノ粒子を使っていないものを選んだ方がより安心できます。

酸化チタンの安全性については、こちらの資料がとてもわかりやすく、参考になりました。

ナノ粒子は危ない?

ナノとは、10億分の1という意味の言葉です。

ナノメートルは、10億分の1メートルということですね。

ナノ粒子というと、化粧品業界では1~100ナノメートルの大きさの粒子を指します。

具体的に言うと、髪の毛の太さの10万分の1くらいの大きさです。小さいですね。

そのナノ化された粒子が、体に良くないのではないかという意見があります。

ナノ粒子があまりにも小さいので、肌の奥まで浸透したり、鼻や口から吸いこむことによって肺に到達したりして、身体に悪影響が出るのではないか、という懸念です。

この問題については、最近の私の愛読書、「化粧品成分検定公式テキスト」に、とても分かりやすく書いてあったので引用します。

現在までの研究では、微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛が肌から真皮へ吸収される現象は確認されていません(数十ナノメートルでは、皮膚から浸透するにはあまりにも大きすぎます)。
ナノサイズの粉体を多量に扱う粉体製造工場で働いている労働者の健康管理が、中心的な課題とされています。

「化粧品成分検定公式テキスト」 一般社団法人 化粧品成分検定協会編より

ナノ粒子だから即危険、ということではないようですね。

どうしても気になる場合は、ナノ粒子を使用していないミネラルファンデーションを選ぶといいですね。

ファンデーションの粉を吸い込んでしまう件

まず、メイクするときに粉が舞ってしまうとしたら、それはブラシやパフにファンデーションをつけすぎています!

優秀なミネラルファンデーションだと、雑につけてもきれいに仕上がってしまうため、ついつい多めにファンデーションを取って塗ってしまうのですが、粉の吸い込みが心配なら、メーカーの指示通りの量を使ってみてください。

粉が肉眼で見えるほど舞い散ることはないはずです。

とは言え、ファンデーションの粉を全く吸い込んでいないかというと、そんなことはありませんよね。

顔につけているのですから、微量ではあるけれど、吸い込んでいると推測されます。

そこで、ミネラルファンデーションのメーカーに確認してみました。

どのメーカーも、「通常の使用であれば問題ない」という回答でした。

前述の「化粧品成分検定公式テキスト」の引用にもあるように、呼吸による異物の吸入の問題があるとすれば、粉体を扱う工場で働いている方々の健康をいかにして守るか、という点にあるようです。

呼吸で吸い込んで問題になる成分としては、タルクに混ざっているかもしれないアスベストがありますが、こちらも日本製のタルクなら基準が厳しいので心配なさそうですし、タルクフリーのミネラルファンデーションを選ぶ方法もあります。

しかし、考えてみたら、ヘアスプレーとか、スプレー式の制汗剤とか、そちらの方も吸っちゃってますよね。

たまにむせちゃったりして(^^;

他にも、口紅は食べちゃってるし、スキンケアコスメやリキッドファンデーションなどが指先についたものを完全に洗っているかというと、ちょっと自信ないです。

さらには、化粧水やクリームなども直接肌に触れるわけですから、皮膚から吸収して体内に浸透していくことを考えると、どんな影響があるのかわからないですね。

そう考えていくと、気にし始めるとキリがないのかな、と個人的に思っています。

現時点では、化粧品類を吸い込んだり体内に吸収されたりする問題は、通常の使用の範囲内なら心配ないというのが私なりの結論です。

それでも、どうしても気になるようなら、パウダータイプではなく固形やリキッドのミネラルファンデーションを使えば吸い込みの問題は解決です^^

ただ、固形やリキッドの場合は、ミネラル成分だけではなくケミカルな成分が入っているものも多いので、成分にこだわる方はしっかりチェックした方がいいと思います。

ミネラルファンデーションの安全性まとめ

ネット上で見られるミネラルファンデーションの危険性について調べてみると、現時点では、心配ないものやきちんと対策がとられていることばかりでした。

化粧品の成分については、毒性や発がん性などについて取り上げているサイトがとても多くて、その中で正しい情報を取捨選択するのはとても難しいなあと思います。

それでも、念には念を入れて、現時点でのMAXの安全性を手に入れたい方は、次の条件をクリアしているファンデーションを選んでください!

(重要度は1~5で判定しました)

重要度5
酸化チタンがコーティングしてあるもの
(水酸化アルミニウムなどの鉱物でコーティングしてあればなおGOOD)
重要度4
ナノ粒子不使用(酸化チタン)
(酸化チタンはナノ粒子ではない方が活性酸素の発生を抑えられる)
重要度1
タルク不使用
(日本製のミネラルファンデーションなら心配ないが、外国製の場合は不使用がおすすめ)

ちなみに、当ブログで紹介しているミネラルファンデーションは、すべての条件をクリアしていますのでご安心ください☆

ミネラルファンデーションを使い始めてから、帰宅後、「一秒でも早くファンデーションをオフしたい!」というストレスがなくなりました。

また、普段から美肌を目指してスキンケアしている私としては、ミネラルファンデーションで素肌がきれいに見られるのがとってもうれしい^^

敏感肌でナチュラルメイクが好みの私には、とても合っているファンデーションです。

これから季節の変わり目で、肌トラブルも増える時期です。

肌に優しいミネラルファンデーション、おすすめです^^