冬になると、乾燥してかゆいすねをかきむしって、血だらけにしていたtakakoです。
空気が乾燥する秋から冬、春にかけて、皮膚の乾燥も進みます。
顔は毎日ケアしていても、ボディ、特に脚のお手入れまで行き届かず、すねやかかと、ひじ、ひざがカサカサに乾燥していませんか?
私は歳を重ねるにつれ乾燥がひどくなり、特にお風呂に入ると我慢できないくらいすねがかゆく、かきむしって流血し、かさぶただらけになるほどでした!
そこで自分なりに色々な方法を試した結果、脚やひじの乾燥から解放されたので、その情報をシェアしますね^^
乾燥肌におすすめのクリームやお手入れ方法を紹介しますので、肌の乾燥に悩んでいる方は、ちょっと見ていってください!
すね、かかと、ひじ、ひざのかゆみ、粉ふき、ひび割れ、てかりは乾燥が原因
皮膚が乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、かさついて粉がふいたようになったり、ひび割れたりします。
すねがテカったり、うろこのようになるのも乾燥が原因です。
そこへ刺激が加わるとあの強いかゆみが起こるのです。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層でなる。表皮の外側は皮脂膜で覆われ、角層とともに水分蒸発を防いで肌の潤いを保ち、細菌やアレルギーの原因物質などの外的刺激をはねかえす「皮膚のバリアー」機能を担う。
ところが乾燥やこすり過ぎでバリアー機能が衰えると、角層がめくれあがり皮脂膜も減少。さらにバリアーが壊されたという信号で、本来は表皮の下にあるかゆみを感じる神経が角層近くまで伸び、刺激に敏感になる。
掻けば掻くほどかゆくなるのは、気のせいじゃなく、掻くことによって皮膚が壊れて、余計に刺激を受けやすくなるからだったんですね。
かゆみや粉ふきなどの状態を改善するには、まず肌の乾燥を改善して、うるおいを取り戻す必要があります。
すね、かかと、ひじ、ひざの乾燥対策
すねなどの、下記のような症状は、乾燥が原因の可能性があります。
- かゆみ
- 粉ふき
- 皮むけ
- てかり
- ひび割れ
- うろこのようになる
- 湿疹
かゆみが強く、掻きすぎて足が傷だらけになったり、湿疹が出たりしている場合は皮膚科で受診した方がいいかもしれません。
ちなみに私はお風呂に入るとかゆみが強くなり、ひどいときは出血してかさぶたができるくらいの状態でした(^^;
とにかく肌の乾燥をどうにかしなければ、と思い、色々な方法を試してみました。
すると、みるみる肌の状態が良くなり、かゆみを感じることもほとんどなくなりました^^
私がやってみて症状が改善したホームケアの方法をご紹介しますね。
1. 化粧水とクリームで顔と同じケアをする
すねは乾燥してひどい状態だけど、顔は大丈夫。
では、顔と同じケアをすればよいのでは?と普段使っている化粧水とクリーム(ニベア)
でお手入れしてみました。
当然と言えば当然ですが、1週間でツルツルのすねに!
乾燥した肌に、化粧水で水分を与えて、蒸発しないようにクリームでふたをするのがいいみたいです。
しかし!残念ながらこの方法はデメリットが3つあります。
デメリット1
お風呂上りに、化粧水とクリームを塗る二度手間が面倒くさい!
面倒ですが、1週間頑張って、肌の状態が良くなったら、その後はクリームだけでケアすることもできます。
状態が悪くなったらまた化粧水をプラスします。
デメリット2
顔用の化粧品はコストがかかる!
プチプラ化粧水でも効果あり。(ただし効果は落ちる)
デメリット3
顔用のさらさらした化粧水はすねやかかとに塗りにくい!
とろみがついた化粧水やオールインワンジェルがぬりやすい。
ちなみに、オールインワンタイプの化粧水で、ある程度の値段がするものなら上にクリームを塗らなくても効果があります。
あまりの効果に思わずつぶやいた
8000円のオールインワンジェルを買ったが、見事に肌に合わずブツブツが出た。仕方なくガッサガサのかかとに塗っていたら、5日で赤ちゃんのような、うるうる&つるつるかかとに。喜ぶべきか悲しむべきか。
— takako (@akoakoty) December 20, 2016
これはお財布に余裕がある方向けですね(笑)
プチプラのオールインワンだと、やはり上からクリームでふたをしないと乾燥してしまいます。
上から塗るのは乳液より、保湿力が高いニベアなどのクリームがおすすめ。
私は普段から顔にもニベアを使っています。
乾燥対策にはニベアは外せません!
2. 【市販薬】かゆみが出たら、早急にムヒソフト!
すねが乾燥でかゆくなったことあります?
これはね、想像を超えるかゆさですよ。
我慢に我慢を重ね、「もう我慢できないっ」とひとたび掻くと、もう止められない!
掻けば掻くほどかゆくなる悪循環におちいり、血だらけコースですよ。
こうなったら、私は市販薬で治しちゃいます。
かゆいすねやひじをかきむしって、ますますかゆくなる前に、かゆくなったらすぐにかゆみ止めと保湿成分が入ったクリームをぬるといいですよ。
「なるべく早めに」がポイントです。
かゆみ肌の治療薬はいろいろなメーカーから出ているので、何種類か使ってみました。
私に一番効いたのは模範堂の「ムヒソフトGX」。
さすが虫刺されのムヒを作っている会社、他社の同様の薬に比べてかゆみを鎮める効果が高かったです。
ステロイドは使っていません。
かゆみを止めるには、虫刺されの薬などのかゆみ止めでも良さそうですが、こういったかゆみ肌の治療薬は保湿剤や炎症を抑える成分も入っていますので、治りが早いように思います。
かゆくなってしまったら、まずはムヒソフトでかゆみを鎮めて、何日かして治まってきたらクリームなどでケアするようにしています。
すねのお手入れに気をつけるようになってから2年目には、ムヒソフトにお世話になることもほとんどありませんでした。
普段の継続したお手入れは大事ですね!
3. 入浴剤を使う
私のすねが最もかゆくなったのは、湯船に浸かった時。
それも、入った瞬間に猛烈なかゆさが襲ってきました。
そこでtakakoも考えた。
かゆみの原因は塩素ではないかと。
塩素をカットするシャワーに替えたところ、パサついた髪の状態が良くなったことは、以前このブログに書きました。
人は髪質で年齢を判断する!?パサパサに傷んだ髪を簡単にサラサラ・ツヤツヤに改善する方法
私にはどうも塩素は合わないらしいので、塩素の刺激でかゆみが増幅されているのではないか。
そこで塩素除去の方法を調べました。
お風呂の塩素を除去するには、ビタミンCや活性炭がありますが、市販の入浴剤でもできるそうです。(バスソルトは除く)
日本の入浴剤には、グルタミン酸やアスコルビン酸などが入っていることが多く、この成分が塩素を除去します。(参考:日経ヘルス「美容には逆効果! やってはいけない入浴法」)
入浴剤の裏側に、塩素除去の表示があるものもあります。
入浴剤を使うと、あら不思議、入った瞬間のあの強烈なかゆみが出ません!
やはり、塩素が刺激になっていたようです。
また、入浴剤の中にはヒアルロン酸やコラーゲン、スクワランなど肌を乾燥から守る成分が入っているものもあります。
私は真冬は腰(骨盤のあたり)もかさついてかゆくなるのですが、保湿成分が入った入浴剤を使ってから、かゆみが出なくなりました^^
私の場合、液体の入浴剤を使い続けると湿疹が出るので、粉末タイプを使っています。
なぜ湿疹が出るのか、長い間謎だったのですが、成分をよく見ているうちに謎が解けました。
液体の入浴剤には保存料である「パラベン」を使っているものが多いんです。
私は化粧品でもパラベンが入っていると合わないので、これが原因だったのか、とスッキリしました。
何でも成分表示を見るのって大事ですね。
おすすめの入浴剤
- グルタミン酸やアスコルビン酸などが入っている(塩素を除去するため)
- コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分が入っている
4. 【高濃度グリセリン】ニュートロジーナ インテンスペリア ボディ エマルジョン
おすすめクリームの一つとして、近ごろ話題の「インテンスペリア ボディ エマルジョン」を紹介しますね。
最近はドラッグストアで簡単に購入できます。
製造販売元はジョンソン・エンド・ジョンソンです。
ネット上の評判も高いですし、実際使ってみると保湿力が高いのと使いやすさがいいですね。
保湿力が高いクリームって、べたつくものだと思っていたけど、この製品はうるおうのにサラサラしてべたつきがほとんどありません。
ちょっと物足りないくらい(笑)
メーカーによると、純度の高いグリセリンを高濃度配合しているんですって。
カサカサになったすねやかかとに、一度使えば、このローションのすごさがわかるはず。
青いパッケージの物もありますが、赤い方が「超乾燥肌用」なので、赤がおすすめです。
こんなにすごいローション、顔にぬりたくなりません?
というわけで、メーカーのお客様相談室に電話して聞いてみました。
回答は、
「顔にぬっても問題ありませんが、目の周りやくちびるなどは避けてお使いください」
でした。
おしい!
目の周りの小じわ対策に使いたかった!
というわけで、私は主に脚にぬっています。
ただ、続けて使うと肌がサラサラしすぎるというか、ツルツルしてくるので、私としてはもう少しうるおいが欲しい。
そういう時は、ニベアをぬります(またニベア笑)。
5. 【コエンザイムQ10】ニベア プレミアムボディミルク エンリッチ
ニベアシリーズのボディ用ローションです。
ニベア青缶のような硬めのクリームではなく、トロッとしたローションタイプなので、体にぬりやすいです。
このローションは、アトピー気味の友人に激押しされて使ってみました。
友人は、これで肌がうるおって、状態が良くなったそうです。
コエンザイムQ10という、医薬品にも使われる成分が配合されています。
コエンザイムQ10は、ユビキノンとも言い、強力な抗酸化作用を持っています。
アンチエイジングの効果があるとして化粧品やサプリメントにも使われていますね。
毎日のお手入れに使いやすいローションですが、普段無香料のコスメを使っているせいか、ちょっと香りが強いかな?
カモミール&ローズのかおりだそうですが、説明書きを見るまで何の香りか分からなかった(笑)
このシリーズでは、「プレミアムボディミルク リペア」は無香料なので、強い香りが苦手な方はこちらがおすすめ。
医薬部外品なので、炎症を抑える薬効成分が含まれています。
6. 【尿素入り】ケラチナミンコーワ 20%尿素配合クリーム
私が通っているヨガ教室の講師から、「カサカサ肌には尿素入りのクリームがいい」という情報を得たので、尿素が使用されているクリームをいくつか使ってみました。
その中で保湿力が高かったのは興和株式会社の「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」。
尿素は、皮膚表面の余分な角質を溶かして柔らかくし、体内の水分を集めてうるおいを保つ効果があるそうです。(参考:興和株式会社公式サイト)
てかったり、粉がふいたり、うろこのようになってしまったすね、角質が厚くなりガサガサのかかと、ひじ、ひざの黒ずみなどにも効果があります。
数年前、中学生だった娘が、二の腕のブツブツに悩まされていたんです。
いわゆる「サメ肌」ですね。
私から見たらそんなにひどくはないのですが、お年頃なので、とても気にしていました。
そこで、尿素が入ったこのケラチナミンを使わせてみました。
その結果、1週間でブツブツはなくなり、ツルツルの二の腕になりました!
成長期で新陳代謝がよかったこともあると思いますが、二の腕のブツブツが気になる方は、尿素入りのクリームを試してみてください^^
尿素の、角質を溶かす力は侮れないですね。
角層が硬くなったり、余分な角層が落ちていないなと思ったら、尿素入りクリームがおすすめです。
7. ワセリン
肌の保湿と言えばワセリン。
ワセリンは刺激が少ないので、乾燥対策に使っている方も多いのではないでしょうか。
硬めのベタベタするクリームなので、すねなどよりかかとに使うのがおすすめ。
私はべたつきは気にならない方なので(乾燥肌にはむしろウェルカム)、すねや手にも使っています。
冬になるとユニリーバ・ジャパンの「ヴァセリン」の大びんをキッチンに置いてハンドクリームにしています。
ワセリンをたっぷり塗って布の手袋をし、更にゴム手袋をしてお湯で洗い物をすると、いい感じに内部が蒸れてパックをしたような状態になるんですよ。
こういう手袋です。(100円ショップで購入)
最近、手の甲だけではなく、手のひらも乾燥してヒリヒリすることがあるんです。(同年代の方は分かるはず)
そんな時にこのパックをすると、手がしっとりします^^
かかとに使う時、ワセリンのべたつきが気になる方は、靴下を履いたり、洗えるスリッパを履くといいと思います。
寝る前に、かかとにたっぷり塗って、かかと用の靴下を履くのもいいですよ。
この靴下は次で紹介します。
ワセリンは、肌の保護をするものですので、ワセリンだけを塗るより、化粧水で肌に水分を与えてから使った方が保湿効果が高まります。
かかとがひび割れている方は、一度お試しください。
私が普段使っている「ヴァセリン」は黄色ワセリンという一番純度が低いものです。
刺激にとても敏感な方は、より純度が高い白色ワセリンがおすすめです。
娘には白色ワセリンで、塗りやすいチューブに入ったソフトタイプを使わせています。
赤ちゃんには、赤ちゃん用の純度が高いワセリンがあります。
普通のワセリンでは心配な方は、こちらを使うといいですね。
8. 【100均】かかと用靴下・かかと保湿サポーター
かかとのケア用の靴下があります。
かかとを覆って、つま先が出るようになっているので、履きっぱなしで寝ても蒸れません。
かかとの部分に、皮膚をケアする成分がついているものが多いですね。
100円ショップで購入したものにも、コーティングしてありますが、これは特に美容成分ではなく、クリームをぬって使う靴下なので、べたつきにくくするためだそうです。
私は、寝る前にクリームをたっぷり塗ってからかかと用靴下を履きます。
布団にクリームがつくのが防げるし、靴下を履くだけよりかなり潤いますよ!
かかと用ではなく、普通の靴下を履いてももちろん大丈夫です。
いろいろやってみましたが、今は100円ショップで買った、かかとサポーターを使っています。
こういうのって、いつの間にかなくしてしまうんですよ…。
100円だとなくしても心のダメージが少ないので、気楽に使えます。
9. 【100均】足用パック
100円ショップで足用のパックを見つけました!
これがなかなかいい感じでした。
足の形の袋状のパックに足を入れて、20分おき、外すだけです。
ポリエチレンの足型の袋の中に美容液にひたしたシートマスクが入っていて、液がもれないようになっています。
ちょうちょみたいですね(笑)
左右の足の分がくっついているので、切り取り戦で破って使います。
この中に足を入れて、剥離紙をはがしてテープで止めます。
100均なのにテープまでついていて、使いやすい^^
このまま20分待ちます。
あまり動くと破れそうだし、歩きにくいですが、スリッパをはいてそろりそろりと移動するくらいなら大丈夫です(笑)
その後、クリームをぬってフタをすれば効果倍増です^^
使用前のかかと。ちょっとカサカサしてます。
使用後のかかと。
だいぶ潤っているのがわかるかな?
サラサラの液体ではなく、オイリーなテクスチャの美容液なので、保湿力も期待できます。
100均でこのクオリティはなかなかのものです^^
かかとのガサガサが気になるときは、一度このパックをして、その後はこまめにクリームをぬっていればいい状態が保てると思います。
10. 【乾燥予防】ニベア
肌が乾燥した時のいろいろな対処法を書いてきましたが、乾燥を予防できたらいいですよね。
私の乾燥予防の基本はニベア(青缶)です。
粉がふいたり、ガサガサになったり、かゆみが出たりした場合は、今まで紹介した対策で肌の状態を良くし、あとはニベアにおまかせです。
肌の様子を見て、乾燥してきたかな、と思ったらすぐにニベアをぬっておけば、深刻な状態にならずにすみます。
うちでは、逆輸入バージョンの大缶(400ml)をダイニングに置いていて、家族全員で使っています。
少し硬めのクリームなので、冬は暖かい部屋に置いておくと、使いやすいですよ。
硬さが気になる方は、ニベアソフトが柔らかくてぬりやすく、おすすめです^^
すね、かかと、ひじ、ひざの乾燥対策 まとめ
私が実際にやってみて、効果があったすねやかかと、ひじ、ひざの乾燥対策をまとめると、下記のようになります。
- かゆくなったら、早めに市販のかゆみ肌治療薬で治そう!
- 乾燥が進んだら、化粧水+クリームでケアを。
- 尿素、コエンザイムQ10入りクリームや、高濃度グリセリン、ワセリン、ニベアがおすすめ。
- 入浴剤で、塩素除去を。
- かかと用靴下、かかと用パックは効果あり。
これから空気がどんどん乾燥する季節です。
肌はお手入れ次第で状態が変化するので、肌の乾燥がひどくなる前に、よければこの方法を試してみてくださいね^^
これで、冬になるのも怖くない!