脱毛サロンを選ぶ時、多くの人がコース料金に注目すると思います。
エステの脱毛でツルツルの肌になるには最低で12回、できれば18回以上通うのが理想と言われているため、ツルツルを目指しているとコース料金も高額になりがちです。
5~6回の契約でも脱毛部位が増えればやはり料金は高くなるため、できるだけ安く脱毛したいと思うのは当然のことですよね。きちんとコース料金を比較してサロン選びをする女性は賢いと思います。
ところが、コース料金だけを比較していると、最終的な支払い額が他のサロンより高くなってしまうというケースがあるのです。
ここでは、脱毛サロンにお得に通うためにサロンを選ぶ時にコース料金以外でどんなところに気を付けたらいいか、5つのポイントをご紹介します。
1. 回数保証・期間保証
脱毛サロンによって、以下の保証を設けていることがあります。
- 回数保証:契約した回数は必ず受けられるという保証
- 期間保証:一定の期間内なら、契約した回数を必ず受けられるという保証
最近は脱毛サロンが増えたことで各サロンが競い合っているため、期間無制限・回数保証をうたうサロンが多いのですが、契約した分はしっかり通いたいという方は念のため事前に確認しておきましょう。
脱毛サロンでは効果を高めるために2~3か月に1度のペースで通うことをオススメしており、サロンによっては決められた期間が空いていないと施術を渋られることもあります。
もし妊娠などの事情で数か月~数年ほど通えなくなったら契約した分が無駄になるので、契約前にきちんと確認することをオススメします。
月額制の脱毛は契約内容をしっかり確認する!
人気の月額制脱毛は、サロンによって契約内容が全く違います。同じ月額制で、銀座カラーは実質的に回数コースの分割払い制なので通える回数がしっかり保証されており、期間も無制限となっているので支払いが終わった後でも通うことができます。
一方、塾やスポーツジムの月謝と同じく完全月額制の脱毛ラボやKIREIMO(キレイモ)は支払っている付きしか通うことができず、何かの事情で1度も通えなかったとしても月額が発生し支払わないといけません。
支払った金額だけしっかり脱毛ができるかどうかという点では回数が保証されている銀座カラーの方がお得で、無駄が出にくいのです。
先の予定が立ちやすく、施術にきちんと通える方なら月額制の方が気軽でお得ですが、急な用事で予定が変更しやすい方は実質分割払いの銀座カラーなどの方が損をしにくくなります。
2. キャンセル料
脱毛サロンに何度も通っていると、1度や2度や急な用事が入ってサロンに行けなくなったり、うっかり寝過ごしたりして予約をキャンセルすることも出てきます。
シフト制のお仕事やお子さんがいたりすると、直前になってサロンに行けなくなることも十分にあり得ますよね。
そんなキャンセルに関しても、サロンによって無料でできる場合はなんらかのペナルティが発生する場合があるのです。
例えば、ミュゼプラチナムでは無断キャンセル・事前キャンセルのどちらでもペナルティがなく予約を取りなおすだけでOKです。
しかし、キレイモでは月額制の場合はキャンセルで1回分消化、脱毛ラボでは無断キャンセル・事前キャンセルのどちらでも1,000円のキャンセル料が発生します。
月額制で1回につき全身の4分の1を施術する場合、1回分消化扱いで約5000円程度の損をするということになります。せっかく払っている脱毛料金が無駄にならないように、キャンセルについてもよく確認しておきましょう。
3. シェービング料
うなじ、背中、VIOなど、自分では手が届かない部位を脱毛する場合は、脱毛サロンでシェービングをしてくれるかどうかと、シェービング料金がいくらかかるのかをチェックしておくことも大切です。
シェービング料は無料というサロンもあれば、1000円程度の料金を請求されることもあります。月額制全身脱毛の場合、全身を2分の1または4分の1に分割して施術を行うサロンが多いです。
そうすると、背中とVIOでそれぞれシェービング料がかかることになり、毎回1000円程度のシェービング料を支払う必要が出てきます。単純計算で10回通うと1万円程度のシェービング料がかかってしまうことになります。
シェービングを頼まずに施術してもらうことも可能ですが、そうすると剃り残しがある部分は避けて照射となるため仕上がりにムラが出てしまい、あまりオススメできません。
自己処理が難しい部分のシェービングをサロンに頼みたいと考えているのであれば、シェービング料の確認もしておきましょう。
4. 交通費
意外と見落としがちなのが脱毛サロンに通う交通費です。契約した部位を1度で全て施術するとしても、脱毛サロンに通うペースは2~3か月に1度。ツルツルの肌を目指すのなら少なくとも10回以上はサロンに通います。
月額制全身脱毛なら全身を2分の1または4分の1に分けて月に1~2度のペースで通うため、サロンに通う回数は1年間で12~24回というかなりの回数になります。
新宿や渋谷の駅周辺だとさまざまな脱毛サロンが密集していて選択肢も多いのですが、少し地方へ行くと脱毛サロンのある場所はバラけています。
コース料金が安いからと自宅や職場から遠いサロンを選んでしまうと、サロンへ通う交通費や移動時間がとんでもないことになる可能性があるのです。
例えば、サロンまでの往復に1,000円かかる場合、月額制全身脱毛なら1年間で12,000~24,000円の出費になってしまいます。年単位で考えるとけっこう大きな出費ですよね。
逆に、自宅や職場から近いサロンなら交通費や時間をあまりかけずに通うことができます。通勤定期を持っているのなら、定期圏内のサロンを選べば交通費は一切かかりません。比べてみると、どちらがお得かは一目瞭然です。
5. 営業時間
交通費とともに見落とす方が多いのが、サロンの営業時間です。多くの脱毛サロンがビルのテナントとして営業しているため、ビルの営業時間によってサロンの営業時間も左右されます。
その店舗によって時間には違いがありますが、ほとんどのサロンが20~21時には閉店としています。地方のビルでは19時台に閉店してしまうことも珍しくありません。
閉店時間は「その時間までに予約する」ということではなく、「その時間までに施術が終わること」が前提なので、施術部位が多ければ多いほど予約できるギリギリの時間は早まります。
施術にかかる時間は、全身脱毛の場合は2~3時間、4~5部位以上では1時間ほど。逆算すると21時閉店でも全身脱毛だと2~3時間前の18~19時には予約しないと施術できないのです。サロンの閉店時間が20時・19時ならもっと早い時間に予約する必要があります。
仕事が終わってから夕方~夜にサロンに通う予定だったのに、通っているサロンが20時閉店でなかなか自分に都合が良い時間予約が取れず、結局休日しか通えないというケースも出てきてしまうのです。
月額制の全身脱毛だとしたら、支払いはしたのに1度も通えなかったとなる可能性もあります。
サロンによっては22時まで営業しているテンポが多いところもあります。仕事終わりにサロンに通いたいと考えている方は、気になっているサロンの営業時間と、その営業時間内に自分が通えるかどうかを考えてみましょう。
このように、脱毛サロンに通っている間に必要となるのは脱毛料金だけではありません。自己処理が楽になる程度でも良いと思っていても、大体5~6回は通うことになります。
できるだけお得に脱毛したいと考えているのなら、脱毛料金だけでなく様々な料金や必要な出費についてもよく比較して、どのサロンが自分にとって一番お得かを考えるようにしましょう。