紫外線は美肌の大敵。
紫外線を浴びると、しみ、しわ、たるみの原因になり、実年齢より老けた印象を与えてしまいます。
紫外線による「光老化」から肌を守る方法についてお伝えします。
ある日、テレビを見ていたら、君島十和子さんが美容法を紹介していました。
君島十和子さんと言えば、その美しさとキャラクターにくぎ付けになっている takako 、もちろんテレビにかじりついて番組を拝見しました^^
すると君島十和子さん、紫外線を徹底して排除しています。
洗濯物は室内で物干しにつるしてから、グローブ、帽子、サングラスという重装備で一瞬だけベランダに出て竿にかける。
外出する時はさらに日傘を用い、木陰や建物の影を選んで歩き、決して直射日光が当たるところは歩かない。
紫外線がお肌に悪い、ということは一応知識としてあったのですが、そこまでする必要があるのかな?と不思議に思いました。
そこで、紫外線の害について調べてみると、恐ろしいことがわかりました。
さすが十和子さん、紫外線がお肌に与える影響について詳しくご存じだったのですね。
紫外線が原因の「光老化」
「光老化」とは、通常の老化現象にプラスして起こる、紫外線が原因の肌の老化です。
通常の肌の老化は、皮膚や色素が薄くなります。
内股など、いつも衣服で覆われていて、紫外線に当たることが少ない場所の肌は、老人の方でも柔らかく、色が薄く、小じわはあるものの深いしわはないんだそうです。
ところが、顔や手の甲などの長期間紫外線に当たる場所は、紫外線から受けた刺激から守るために皮膚が厚くなったり、色が濃くなったりします。
それが「しみ・しわ・たるみ」となるわけです。
紫外線を浴びるとどんどん顔が老けてしまうんですね・・・。
年齢が上がるだけでもお肌は老化するのに、その上の光老化。
前途多難です(汗)。
しかし、
紫外線のことを勉強して、紫外線をなるべく浴びないで、若々しい肌を保つ方法を考えていきたいと思います。
紫外線が肌に与える影響
紫外線は、肌の細胞のDNAを傷つけ、それによりしみ、しわ、たるみを引き起こします。
少しのダメージならすぐに対処することで回復できますが、長い期間、繰り返し与えられたダメージは皮膚に蓄積しますので、回復は難しく、しみやしわとなって残ってしまいます。
一旦しみになってしまうと、美白化粧品でもなかなか消えてくれないのは、皆さんご存知の通り(泣)
だから、予防、つまり、 なんですね。
また、紫外線は健康にも影響を及ぼします。
大量の紫外線を浴びると、免疫が低下したり、白内障の原因になることもあります。
そして、紫外線を受け続けると、最悪の場合、皮膚がんに至ることもあります。
紫外線が多い季節は?
紫外線と言うと、夏が多いイメージですよね。
確かに、7、8月は一年の中で一番紫外線量が増える季節です。
では、その次に紫外線が多いのは何月だと思いますか?
次のグラフをご覧ください。
《画像引用元》http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html
7、8月の次に多いのは5月、6月ですね。次いで9月と続きます。
夏場は用心して紫外線対策をしていても、5月と6月は油断している方は多いんじゃないでしょうか?
そして、5月はゴールデンウィーク、9月は行楽シーズンで、海外旅行やレジャーに出かけることが多い時期です。
また、近年のオゾン層の破壊が影響して、紫外線量は増える一方です。
油断大敵!こんなところでも紫外線を浴びています
目から入った紫外線
暗い室内から、明るい戸外に出た時に、まぶしくて目に刺激を感じた事はありませんか?
紫外線は目からも入って日焼けの原因になります。
サングラスを使って紫外線をカットしましょう。
目からの紫外線のダメージは、ブルーベリーやプルーン、ラズベリーなどを摂ると回復すると言われています。
サプリメントを利用するのもいいですね。
屋内でも、窓際は要注意
屋内の紫外線は、屋外の10分の1程度ですが、窓際は要注意です。
紫外線のA波はガラスを通過するので、直射日光が入る窓際は危険です。
遮光カーテンやUVカットフィルムなどを上手に利用して紫外線から肌を守りましょう。
車内でも日焼けします
ガラスを通過するA波は、肌の奥まで入り込む厄介な紫外線です。
車内にももちろん入ってきますので、車の窓にUVカットフィルムを貼ったり、帽子や手袋などで紫外線を避けた方がいいでしょう。
曇りや雨の日も
天気が悪いと紫外線も少なくなりますがゼロではありません。
特に、紫外線の多い季節は晴れの日以外も気をつけましょう。
ちょっとそこまで、も気を付けて
3分以上紫外線を浴びると肌に影響を与えると言われていますので、近所のコンビニに行ったり、庭先を掃除したりするときにも、長そでを着るなどの紫外線対策を忘れずに。
アスファルト、芝生、雪は紫外線を反射する
反射した紫外線は下や横から注いできます。
日傘だけでは防げませんので、ストールやグローブを使ってブロックしましょう。
紫外線対策に必要不可欠!日焼け止めの効果的な使い方
紫外線対策に大変有効なのが日焼け止めです。
ここでは、さらに効果が増す使い方を紹介します。
そもそもですが、SPF、PAって?
日焼け止めには必ず書いてある「SPF」や「PA」の文字。
これが大事なんです。
SPFとは
B波は、日焼けを起こす紫外線で、ほてりや赤みを引き起こします。
日に当たった後、ヒリヒリするのもこのB波の影響です。
最終的には肌を黒くします。
SPFの後の数字は、紫外線B波を防ぐレベルを表しています。
例えば、SPF20なら、何もつけていないで、15分で日焼けが起きるような環境下にいる時、20倍の時間は日焼けを防いでくれる働きがあるということです。
つまり、15分×20で300分は日焼けから肌を守るんですね。
PAとは
A波は、皮膚の深いところまで浸透し、しみやたるみを引き起こします。
PAのあとにつづく+は、1個から4個まであり、多いほど効果が高いことを表しています。
日焼け止めは、塗り直しが必要
条件にもよるのですが、SPF20 で300分持つということですよね?
そうすると効果の持続は5時間です。
朝メイクすることを考えれば、1度は塗りなおした方がよさそうです。
また、屋外でのレジャーの時は、汗や水で落ちることも多いので、こまめに塗り直しをした方がベターです。
メイクの上からの塗り直しには、スプレータイプやパウダータイプが便利ですよ。
用途によって使い分ける
日焼け止めは、紫外線対策には効果的ですが肌への負担も大きいものです。
また、日焼け止めの効果が高い(SPF、PAの数値が高い)ものほど肌への負担が大きくなります。
日焼け止めによる肌荒れを防ぐためにも、用途に応じた使い分けが必要です。
【普段使うもの】・・・SPF10~20、PA++
【レジャーなどの屋外活動】・・・SPF20~35、PA++~+++
【海や山でのレジャー、長時間のスポーツ】・・・SPF35以上、PA+++
また、海やプールではウォータープルーフタイプを使えば、落ちにくいです。
案外多い塗り忘れにも注意して
小鼻のきわ、目じりのきわ、髪の生えぎわなどは塗りもれが多い場所です。
そこだけ日焼けしてしまわないよう、ムラなく塗りましょう。
私も、小鼻の脇の赤みがとれないな~と思っていたら、日焼け止めを塗っていなかったから、そこだけ日焼けの赤みが残っていたんですね!盲点でした。
首筋やデコルテ、耳の後ろ、うなじなども忘れずに。
首だけ日焼けすると、ファンデーションが白浮きしてお面をつけたようになってしまいます。
また、手の甲や手首も日ごろから日焼け止めを塗っておくと、日焼けによるしみやしわを防ぐことができます。
手って、意外と年齢が出るんですよね~。
また、袖からちらっと見えた手首が真っ白だと、肌がきれいに見えて、若く見えます。
日焼け止めを使うと、肌にトラブルがある方は
保湿
私も肌の調子が悪い時期は、日焼け止めで肌が荒れたり、ヒリヒリしたりすることがありました。
私の場合は化粧品を保湿力の高いものに替えたりパックなどのお手入れをまめに行ったりして、保湿につとめることで肌の調子が良くなり、日焼け止めをトラブルなく使えるようになりました。
しっかり落とす
洗顔料では落としきれない日焼け止めもあります。
日焼け止め専用のクレンジングを使いましょう。
肌に日焼け止め成分が残っていると、トラブルの元です。
ノンケミカル処方の日焼け止めを使う
日焼け止めの成分のうち、紫外線吸収剤や界面活性剤が体質的に合わない方がいらっしゃいます。これらの成分を使用していないノンケミカルの日焼け止めを使ってみるのもいいと思います。
オーガニック、ミネラルコスメの日焼け止めを使う
自然派化粧品がお肌に合う方は、オーガニックやミネラル成分のみの日焼け止めもありますので、そちらを使用するのもいいですね。
それでも、どうしても日焼け止めが合わない方は
日焼け止め以外の紫外線対策グッズ(帽子、グローブ、マスク、ネックカバーなど)が色々販売されていますので、そちらをうまく活用する方法もあります。
百貨店の化粧品売り場の美容部員の方に聞いたところ、どうしても日焼け止めが合わない場合は、
、ということでした。普段使っているファンデーションでいいそうなので、化粧直しをこまめにするなどして、紫外線から肌を守りましょう。
紫外線の恐ろしさ、伝わったでしょうか?
ちなみに、上記の紫外線量のグラフは、気象庁が発表しているものですが、このグラフで3以上の数値の日は、環境省が、健康被害を避けるためできるだけ日差しを避けるようよう呼びかけているんだそうです。
3以上と言えば、3月から10月まで。
真冬以外は紫外線対策が必要ということですね。